「社会」ってなに?どんな勉強?
幅広く社会について学ぶ「社会科」
「社会科」は、複数の科目を通して私達が生活している社会のしくみを学ぶための科目です。
小学校の学習では、身近な社会の仕組みを調べたり、地元で行われている産業についてグループで調べたりといった活動をしていきます。
中学校に入ると「社会科」という科目はなくなり、「地理」「歴史」「公民」「地図」という科目へと分かれます。
受験科目もそれぞれの科目別になっており、センター試験でも自分が受験する学部学科の必要に応じて選択していくことになるでしょう。
中学校でどういった進度で学習を進めていくことになるかは学校の方針によって異なる場合があり、1年次に地理、2年次から歴史、3年次に公民といったようなカリキュラムがとられることもあります。
地理や歴史においては小学校までの身近なことだけに限定せず、日本全国や世界中の地域や歴史についての学習をしていくことになります。
公民では社会生活を送っていくための法律や公的な機関について学習をしていくことになるため、学習を進めていくことにより今後社会に出ていくための基本的な知識を全般的に備えることが可能です。
効果的な社会科の学習の方法
社会科の学習をしていく時には、それぞれの科目ごとに対策をとっていく必要があります。
まず中学に入って最初に学習することが多い地理ですが、これは国土の中の地域的特色や世界各国との結びつきといったことを学習します。
特に設問になりやすいのはグラフや表からの考察で、複数の地図やグラフを見ながら、どこにどういった特長があるかといった知識が問われます。
また特徴的な地形や気候についての設問もよく出題されるので、試験範囲から確実に暗記をしていくということが大切です。
次の歴史では、とにかく暗記ができるかということが問題になってきます。
歴史を学習していく時にはまず年表による時間軸の整理が重要になってきます。
最近は歴史をモチーフにした漫画やアニメなどがあるので特定の時代(戦国時代や幕末時代)にのみ興味を示す人が多いですが、受験対策では幅広い時間軸から出題されるので全体の流れをしっかり踏まえて、その時期に起こったことをしっかりまとめていきましょう。
歴史で高得点をとるためには、とにかく繰り返し記憶をしていくということが重要になってきます。
受験対策でおなじみの語呂合わせなども歴史についてはかなり多く使用されますので、自分の覚えやすいパターンを作っていくことができるかということがポイントです。
公民は比較的受験には使われにくい科目ですが、それでもきちんと学習をしていくことが大切です。
統計やグラフの読み取り問題が多く出題されるので、正確に読み取りができるようにしていきましょう。