「情報」ってなに?どんな勉強?

技術・家庭科の一部として始まった「情報」

「情報」は、ITに関わる一連の知識を学ぶことを目的とした教科です。
2003年より高等学校の教科として新設された教科であり、高等学校のカリキュラムとして「社会と情報」もしくは「情報と科学」のいずれかを選択して履修します。

「社会と情報」では、現代の生活とインターネットの関わりについて学習をします。
具体的にはWebサイトとは何なのかというところから始まり、インターネットによって世の中がどのように変わったかや情報通信によるコミュニケーションの方法などを学ぶのです。

一方の「情報と科学」はより具体的な授業内容で、ドットを使って文字や絵を書く方法や音声の編集、グラフや表の作成などといったことを実習していきます。

既にIT系の職業は重要な社会インフラの一部として機能していますし、優秀な人材育成は国としても必要なこととなっているのですが、実はこの「情報」という科目については専門の教職課程がないというのが実情です。

全国で情報の授業を担当している教員は約6000人いるとされていますが、このうち3割は全く情報関連の教職課程を経ずに教えているということがわかっています。

これはもともと「情報」は、中学校からの科目である「技術・家庭科」の一部として位置づけられていたことに関係しています。

全国の小中学校にパソコンルームの設置がされるようになっており、一部ではタブレットなど最新の機器を用いた授業をしているなど、地域によりばらつきがあるというのが実情です。

情報の効果的な学習方法

学習指導要領が改定されたことにより、今後の授業においては指導にICTを積極的に活用することが盛り込まれています。

これは学習を効率的に行うために情報関連機器を用いることを推奨していくというものです。

既に現在の小中学生は生まれたときからインターネットが存在しており、通信ができるゲームを子供の時から使用しているデジタルネイティブ世代です。

そのため学校において学習にICTを全く使わないという方が、むしろ不自然なやり方となっています。

「情報」という授業はそれ自体が受験科目になるというよりは、その後の社会に出るときにIT系機器を用いるためのリテラシーを養うために必要なものです。

近年ではスマートフォンが普及することにより、パソコンが自宅にないという家庭も増えてきました。

しかし具体的なインターネットやITの知識や技術を得るためには、パソコンを使用することが必須となります。

通信の仕組みを理解することにより、就職に有利になったりインターネット上の犯罪から身を守ることができるようになるでしょう。

今後はより具体的な情報の授業を受けることができる環境整備が、学校や家庭において必要になっていくことと思います。