「生物」ってなに?どんな勉強?

高等学校から選択となる「生物」

「生物」は小中学校までは「理科」の一単元として扱われてきたもので、高等学校から独立して扱われるようになる科目です。

中学校の理科で習う生物においては、まず「生物とは何か」というところから始まり、そこから動物や植物などの生態の違いを学習します。

同時に生物を観察する時の器具の種類や使い方を実習していったり、実際に人の細胞や植物の葉や茎などを顕微鏡で観察したりするものです。

中学校の生物学習の中心となるのは有性生殖と無性生殖などの細胞分裂と遺伝に関する分野で、他にも人の体の中のしくみや生態系といったことも基本的な部分を学習していきます。

高等学校からは選択科目として「生物」は独立した科目となります。
センター試験を始めとする受験科目においても「生物」は重要な分野となりますので、主に医療系や農学系の学部に進学する学生や、文系クラスの学生などが選択することになるでしょう。

高校での生物は「生物基礎」と「生物」とが、新たに教科として分類されるようになっています。
以前までは「生物Ⅰ」「生物Ⅱ」という名称で行われてきた科目が、新たに2つの科目に割り振られるようになり、基本的な内容とさらに踏み込んだ内容とで科目が分かれました。

「生物基礎」「生物」ともに高校で習う内容としては、細胞分裂や遺伝、動物の反応や受容、さらに植生や生態系といったものが含まれますが、「生物」の方がより具体的な内容となっています。

生物の効果的な学習方法

生物という科目の特長は、物理や化学と比べて暗記をする内容が非常に多いということです。
予備校での統計によると暗記問題の割合は物理:化学:生物=2:6:10ということですので、応用問題が多い物理に比べて、生物が暗記に頼る科目であることがわかります。

同じく暗記科目である歴史などと同様に、学習方法はとにかく繰り返し読み直して、単語とその意味を覚えていくということが主な学習法です。

特に生物の場合、「遺伝」「人の体」「生態系」「植生」といった分野は独立した内容となっているので、一箇所がわからなかったからといって生物という科目全体につまずいてしまうということはありません。

細胞のようなミクロなものと、生態系のようなマクロなものとが同じく問われてくることになるので、まずは得意な分野で確実に得点ができるようにし、そこから暗記の幅を広げていくことで高得点を狙っていくことができるようになります。

また生物の場合は、内容が自分自身の体や身の回りの植物など実生活に直結するものが多いことから、興味を抱きやすいということも特長です。

勉強を楽しく進めていくためにも、まずは興味のある部分から入り、そこから学習範囲を広げていくことがおすすめです。