公立校の学費は無料!アルゼンチンの教育制度

「南米のパリ」と言われるアルゼンチン

アルゼンチンは南米大陸の南東に位置している広大な国土を持つ国です。
日本からはちょうど地球の裏側にあたる位置にあるため、あまり国内の様子が頻繁に伝えられるわけではありませんが、実は文化的な交流は古くから行われています。

アルゼンチンという国についてもう少し説明をすると、国土面積は約278万400平方kmと世界第8位の面積であり、高山地域に囲まれ、そこから銀などの数多くの鉱物資源が採取されています。

首都ブエノスアイレスはラプラタ川というウルグアイをまたいで流れる大きな川の沿岸にあり、「ラプラタ」という名称は「銀の川」という意味です。

ラプラタ川クルーズはアルゼンチン観光でも最も有名なコースとなっており、南米のパリと言われる優雅な町並みとともにゴージャスなリゾート気分を味わうことができます。

アルゼンチンの歴史はヨーロッパ大陸からの移民が大量に訪れたことによって始まっており、現在も国民の97%がスペインやイタリアのヨーロッパ系移民です。

日本からの移民も多く、移住開始から100年を超えたということで今も多くの場所で日系移民に関する行事が行われています。

2000年頃から教育改革が進められています

移民国家であることから複数の言語が国内で使用されており、スペイン語が公用語となっています。
しかし北部に国境を面するブラジルでは公用語がポルトガル語であることから、軍政が行われていた1940年代前半からは第二外国語として教育課程に含まれていました。

公立学校ではスペイン語が使用できることが前提となっているため、移民やその子孫でスペイン語力がない場合は私立学校など他の学校へ進学することになります。

現在アルゼンチンでは急速に教育制度が改革されており、最近最も大きい事として2008年より中等学校が義務教育となっています。

これにより従来までは幼稚園の最終学年1年間と小学校の7年までが義務教育であったところ、さらに中学校の5年制を加えた合計13年間(学校により14年のこともある)が義務教育期間です。

中等学校においては文化系と理工系(およびブエノスアイレス大学付属中等部)で年数が異なっており、それぞれ義務教育が修了した時点で大学か各種学校へと進学します。

公立学校の学費は無料となっており、かなり高水準の教育を受けることができます。
義務教育科目は数学、理科、社会科、芸術、体育といったものの他、学校によっては経済やIT、技術指導といったような特化科目が設けられています。

公立学校は校舎もかなり大きく作られており、小学教諭は「マエストロ」、中学教諭は「プロフェソール」という名称の専門職として位置づけられています。