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思春期の子を持つ親の方針とは

思春期の子供は多様な価値観を持っている

思春期の子供は明確な自我が芽生え、自分のことや家族のこと、将来のことを考えるようになります。
思春期前の子供は親に対して全幅の信頼を持っていますが、思春期になると自立心が芽生えてきます。

そのため、自分の価値観で様々なことを考えるようになります。
この段階で親にとっては、子供はどう育ってほしい、という願いがありますが、それが子供の希望と一致しないことがあります。
思春期独特の反抗は子供の多様な価値観や悩みを理解することにあります。
強引に親の希望を子供に押し付けることはそれが原因でお子さんにとって、大きな負担になってしまうことが予想されます。

もし、思春期で今までと違った行動がみられる、と感じるのでしたら、お子さんとの接し方を考えるべきです。
今までの接し方ではお子さんにとって、逆にプレッシャーになってしまっている、ということも十分にかんがえられます。
お子さんとの距離感や信頼関係はどのようにするべきなのか、ということを一度、考えてみてはいかがでしょうか。

この関係によって、お互いにどのように進むべきなのか、という方向性も明確になっています。
思春期の子供に対しては、強引に価値観を押し付けるのではなく、長い目で見守る、という気持ちは欠かせません。

表面に出ないこともある思春期の反抗

思春期の子供の特徴として「反抗期」と呼ばれる時期があります。
親が示した既存の価値観に対して、子供が納得できないときに、特に顕著になります。
「今までまじめだったのに」と愕然してしまうこともあるでしょうが、必ずしも行動に現れるとは限りません。

もしかしたら、内面の中で強く反抗しているにも関わらず、親の前ではとりあえず従順、ということもあります。
このような場合には、将来的に大きな反発となって現れることがあります。
特に、お子様のことを十分に知らないで、強引に価値観を押し付けることはお子さんの心を大きく傷つけることにつながります。

このような体験は親への不信感となり、大きな反発となって現れることも珍しくありません。
親に対して、いうことを聞かなくなる、隠れた部分で反抗的な態度を取るようになる、などの行動がみられることがあります。
特に学校生活や私生活で荒れてしまうことも珍しくありません。

親がこの部分に対して、無関心、もしくは無関心を装う、ということはよくありません。
どのお子さんも程度の差があれ、反抗期には思春期特有の悩みを抱えているものです。
この点を理解してあげて、どのように接するのがお子さんのためになるのか、ということをよく考えて接することが大切です。
お子さんの心理状況の変化が激しい時期だけに、その点を考慮してよりそう気持ちを持つ事が大切です。